「いつまでも自分の歯でおいしく食事をしたい」というのは、誰もが願うことですよね。わははグループの南森町スマイリー歯科の総院長吉村佳博が推奨する、今日から実践できるお口のメンテナンス術をまとめました。

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1. 「自宅でのケア」と「プロの掃除」はセットで考える

歯の健康を守るには、毎日のセルフケアと、歯科医院でのプロフェッショナル・ケアの両輪が欠かせません。

• なぜプロのケアだけでは足りないの？ 歯科医院で菌（バイオフィルム）を徹底除去しても、3〜4か月も経てば元の状態に戻ってしまいます。

• 定期検診の目安 お口のリスク（むし歯のなりやすさ等）によりますが、3〜4か月に一度のメンテナンスが理想的です。

2. 汚れを逃さない！自宅メンテナンスの4つの鉄則

毎日のセルフケアは、ただ磨くだけでなく「質」を高めることが重要です。

① 自分にぴったりの「相棒（歯ブラシ）」を選ぶ

「なんとなく」で選んでいませんか？お口の状態に合わせて使い分けましょう。

• サイズ： 奥歯まで届くよう、ヘッドが薄くコンパクトなもの。

• かたさ： 歯ぐきが気になる方は「やわらかめ」がおすすめ。

• 工夫： 矯正中なら「ワンタフトブラシ」、握力が弱い方は「太めのグリップ」など、自分に合うものを歯科医院で相談してみましょう。

② 「フロスが先、ブラシが後」が効率的！

歯ブラシだけでは汚れの約6割しか落ちません。歯間ブラシやフロスを併用しましょう。

★ポイント： 歯ブラシの前にフロスを通すのがおすすめ。先に隙間の汚れを出しておくことで、その後のブラッシング効率が上がります。

③ 仕上げのうがいは「可能な範囲で少なく」

歯磨き粉に含まれるフッ素は、歯を強くしてくれる大切な成分です。成分を口の中に留めるため、磨いた後のうがいはやりすぎない程度にしましょう。

3. 全身の健康に関わる「サルコペニア」を防ぐ

高齢期に、全身の筋力が低下する「サルコペニア」が問題となっています。実はこれ、お口の健康と深く関係しています。

• 負の連鎖を断ち切る： 「入れ歯が合わない」→「噛めないから食事が減る」→「栄養不足で動けなくなる」という悪循環に注意が必要です。

• お口のリハビリを習慣に： しっかり噛んで食べられる状態を維持することは、全身の活力を守ること。お口のマッサージやトレーニングを取り入れ、健康な食生活を送りましょう。

お口のケアは、未来の自分への一番の投資です。まずは「フロスやタフトブラシをしっかりと使う」や「最後のうがいをやりすぎないようにする」ことから始めてみませんか？

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