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セルフホワイトニングって白くなるの?自身で行うホワイトニングの限界
「自宅で手軽にできる」と話題のセルフホワイトニング。果たして本当に歯が真っ白になるのでしょうか?
結論から言うと、セルフホワイトニングでは、歯を白く「漂白」することはできません。
しかし、それはセルフホワイトニングに効果がないという意味ではありません。
手軽な方法で歯の表面をケアし、「本来の歯の色」を取り戻す効果が期待できます。
今回は、セルフホワイトニングの役割、歯科医院のホワイトニングとの違い、そしてセルフホワイトニングのメリットについて詳しく解説します。
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目次
セルフホワイトニングの役割:歯の表面の着色成分(ステイン)を落とす
セルフホワイトニングは、歯科医院で行う本格的なホワイトニングとは根本的に目的が異なります。
漂白効果がない理由
セルフホワイトニングで使用される薬剤は、医療行為に該当する「歯を漂白する」ほどの強い成分(過酸化水素や過酸化尿素など)を含んでいません。
誰でも自宅で安全に行えるように、着色成分を除去する作用を持つ成分(主に酸化チタン)が使用されています。
期待できる効果
セルフホワイトニングの主な効果は、歯の表面に付着したコーヒー、紅茶、ワイン、タバコなどによる着色汚れ(ステイン)を除去することです。
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歯そのものを白くする(漂白):×できない
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歯の表面の汚れを落とし、元の色に近づける:〇できる
もともとの歯の色には個人差があるため、「真っ白」になるわけではありませんが、着色を取り除くことで、本来の自然で健康的な色に戻すことができます。
自宅での施術の流れ(例)
セルフホワイトニングは、主に以下の手順で行われます。所要時間は1回20〜30分程度と手軽です。
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歯磨きで簡単な汚れを落とす
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歯に専用の薬剤を塗布する
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LEDなどの特殊な光を当てる(LED装置があれば)
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薬剤に光を当てることで、着色成分の分解を促進します。
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歯科医院でのホワイトニングとの違い:薬剤の成分と効果の差
セルフホワイトニングと混同されがちなのが、歯科医院で実施できるホワイトニングです。どちらもホワイトニングですが、効果には決定的な違いがあります。
歯科医院で処方されているホワイトニングは高濃度の成分が使用されています。
その分医療行為になりますので歯科医師・歯科衛生士の指導の元実施する必要がありますが、「歯を白くする」効果はセルフホワイトニングとは大きな差があります。
歯を真っ白にしたい場合は、ホームホワイトニングや歯科医院で行うホワイトニング(過酸化水素を使用)を選ぶ必要があります。

セルフホワイトニングが選ばれる3つのメリット
漂白効果がないにもかかわらず、セルフホワイトニングが人気を集めるのには、本格的なホワイトニングにはない魅力があるからです。
違和感が少ない・手軽な施術方法
ホームホワイトニングのようにマウスピースを長時間装着する必要がなく、専用薬剤を塗ってLEDを当てるだけなので、施術中の違和感がほとんどありません。
歯や歯茎への負担が少ない
漂白剤のような強い薬剤を使用しないため、歯や歯茎への刺激が少なく、虫歯や歯周病がある方でも問題なく試せるケースが多いです。施術時間も短時間(20〜30分)で済みます。
低価格で試しやすい
本格的なオフィスホワイトニング(例:1回10,000円以上)に比べ、セルフホワイトニングは低価格で提供されていることが多いです(例:1回2,980円~)。
「ホワイトニングに興味はあるけど、まずは試してみたい」という方にとって、手軽な「入門編」として最適です。
まとめ:セルフホワイトニングは「美しい歯」への第一歩
セルフホワイトニングは、歯を漂白するのではなく、着色汚れを取り除き、歯の表面をきれいにすることに特化したケアです。
消臭・殺菌効果も期待でき、日々のオーラルケアの一環として取り入れることで、清潔感のある口元を維持できます。
「本格的なホワイトニングに挑戦するか迷っている」「まずは手軽に歯の汚れをリセットしたい」という方は、自宅でできるセルフホワイトニングから始めてみてはいかがでしょうか。
また梅田・南森町周辺で歯科医院でのホワイトニングをご希望であれば南森町スマイリー歯科へお越しください。
記事の監修
著者
吉村 佳博
医療法人わははグループの理事長であり総院長。家族3世代で通える地域に根差した歯医者を目指し、一般診療から審美・美容まで幅広く診療する総合歯科を運営。グループ総スタッフ人数100人、法人全体の年間来院数は約50,000人。 歯科医院大阪歯科大学を卒業し、大学院では博士課程を修了。平成7年6月に「よしむらファミリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院、令和6年7月には「あべのグリーン歯科」、令和6年10月には「すみのえグリーン歯科」を開院。