基本的には歯のホワイトニングをご希望で歯科医院を訪れても、すぐに治療を開始できるわけではありません。

では、初回の来院で何をするのかというと、それが内容説明と事前検査を兼ねたカウンセリングとクリーニングです。

今回は、安全かつ効果的なホワイトニングのために不可欠な、カウンセリングの目的と具体的な内容について詳しくお伝えします。

当院「スマイリー歯科」では、実際にホワイトニングを受けていただくのは2回目以降の来院となります。

こちらの記事もあわせてお読みください。

・ホワイトニングの効果は永久？持続期間と「白い歯」を保つための賢い選択

・ホワイトニングジェルの効果：歯科と自宅では何回で白くなる？

なぜホワイトニング前にカウンセリングが必要なのか？

ホワイトニング前にカウンセリングを行う最大の理由は、患者さんが持つホワイトニングへの期待と、実際の効果との間に生じるギャップを解消することにあります。

患者様がイメージする「歯の白さ」は人それぞれです。

「歯が明るくなる程度」を想像する方もいれば、「芸能人のような眩しい真っ白な歯」を期待する方もいらっしゃいます。

このイメージのばらつきを埋め、ホワイトニングの本来の効果を正しく理解していただくために、カウンセリングは欠かせません。

特に以下の2点は、誤解のないよう丁寧にご説明します。

1. 歯がどれくらい白くなるかには個人差があること
2. ホワイトニングの効果は永続的ではなく、必ず元の色に戻ってしまうこと

もちろん、患者さんからの疑問や不安にお答えする時間も、カウンセリングの重要な役割です。

カウンセリングと同時に行われる事前検査

カウンセリングは、説明だけで完結するものではありません。以下の事前検査も同時に行います。

1. ホワイトニング前の歯の色調チェック:
   • 現在の歯の着色具合（色調）を確認し、ホワイトニングによってどの程度明るくなる見込みなのかをご説明します。
2. むし歯などの疾患がないかチェック:
   • むし歯がある状態ではホワイトニングはできません。むし歯が見つかった場合は、治療を優先する必要があります。
3. 治療歴がある場合のレントゲンチェック:
   • 過去に「歯の神経を抜いた」などの治療痕がある場合、レントゲン撮影を行い、神経のない歯の位置を正確に把握します。
   • 神経のない歯は、他の歯と比べてホワイトニングで白くなりにくいためです。

これら3つのチェックは、安全で効果的なホワイトニングを行うための、カウンセリングにおける非常に重要なステップです。

ちなみに、ホワイニング前のカウンセリングの所要時間は約20分が目安です。（患者さんの状況により長くなる場合があります。）

むし歯チェック後の歯のクリーニングの重要性

カウンセリングと虫歯のチェックが終わった後、さらに重要な準備があります。

それが歯のクリーニングです。

歯石や表面の汚れが付着したままだと、ホワイトニングの十分な効果は期待できません。

一度しっかりと歯の汚れをリセットしてから、ようやくホワイトニング治療へと進みます。

患者さんに安全で、かつできるだけ高い効果を得ていただくために、入念な下準備が不可欠なのです。

カウンセリングからホワイトニング完了までの流れ

ここでは、一般的なオフィスホワイトニングメニューの、カウンセリングから完了までの大まかな流れをご紹介します。以下の工程が1日で完結するわけではないことにご注意ください。

1. カウンセリング（重要事項の説明）
2. 口腔全体の検査
3. 今の歯の色の確認
4. 歯石除去・クリーニング
5. マウスリトラクターで唇を固定
6. 保護用のジェルを塗布
7. ホワイトニング用ライト照射
8. ホワイトニングの仕上がりの確認
9. アフターケアについて説明

トラブルを避けるために不可欠なカウンセリング

以上、ホワイトニング前のカウンセリングの目的と内容についてお伝えしました。

当院「スマイリー歯科」のカウンセリングでは、患者さんが抱えるイメージのギャップ解消に最大限努めています。

「自分が思っていたのと違った…」という後悔がないように、あえてネガティブな情報もきちんとお伝えし、納得されたうえで治療を開始します。

例えば、「継続しない限り必ず色戻りすること」や、「白くなる程度には個人差があり、想像ほど白くならないケースがあること」などです。

患者さんに安全にホワイトニングを受けていただき、「ホワイトニングをしてよかった！」と心から満足していただくために、歯科医院では日々、ホワイトニング前の入念なカウンセリングが行われています。

大阪・梅田・南森町周辺でホワイトニングを行うならスマイリー歯科にご相談ください。

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