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歯のエナメル質の傷は自然に修復する!エナメル質を守ってむし歯も予防

歯には、エナメル質や象牙質、歯髄、セメント質などいくつかの層があり、その歯の一番外側で表面を覆っているのがエナメル質です。
このエナメル質があることで、むし歯になりくくなりますが、毎日の食事などによってエナメル質に傷がついたり、剥がれたりすることもありますので、歯からエナメル質がなくならないようにするにはどうするればいいか気にされている人も多いかと思います。
そこで今回は、歯のエナメル質の修復やケアについてご説明させていただきます。
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目次
歯のエナメル質は再石灰化によって自然に修復している
エナメル質は、歯の表面にある一番硬い層で、むし歯から歯を守るバリアの役割をしています。
ただ、一番硬いとはいえ、食事のたびに食べ物をかむことで、小さな傷がつくことはよくあります。けれど、歯の表面は「再石灰化」と呼ばれる修復作用によって、毎日少しずつ修復されています。
しかし、再石灰化には限界があり、エナメル質が一度大きく損なわれてしまうと元に戻せないため注意が必要です。特に次のような場合は、自然に修復されません。
- むし歯で歯に穴があいてしまったとき
- 歯が欠けたり削れたりしてしまったとき
- エナメル質がすり減って、内側の象牙質まで達してしまったとき
エナメル質を守るためには、日頃から歯を大切にケアすることが大切です。
エナメル質の傷がむし歯の原因ではなくむし歯によってエナメル質が失われる
歯はエナメル質がバリアとなり、むし歯菌から守られていますが、エナメル質に傷がついたからといって必ずむし歯になるわけではありません。
実は、多くの場合、むし歯はエナメル質の内側にある「象牙質」で進行し、その結果として歯が溶けたり穴があいたりして、エナメル質が内側から剥がれてしまうのです。
エナメル質はとても薄く、そのすぐ下に象牙質があるため、象牙質がダメージを受けるとエナメル質にも影響が及び、内側から崩れてしまうことがあります。
つまり、エナメル質が剥がれるのはむし歯の前兆ではなく、すでにむし歯が進行して歯に穴があいたり溶けたりした結果なのです。 エナメル質が失われることで、さらにむし歯が進みやすくなってしまいます。
そのため、エナメル質に傷をつけないように気をつけたり、早く修復させようと対策をするよりも、むし歯を防ぐために日ごろから歯の健康を意識することが何より大切です。
日々のむし歯予防を行った上で歯のエナメル質もケアすると効果的
歯のエナメル質は、歯を守る大切なバリアですが、傷んでいるかどうかは歯医者でも見分けにくいことがあります。
特に、小さな傷や初期のダメージは見つけにくいため、普段からエナメル質を守るケアがとても大切です。
エナメル質を守るためのケア方法
エナメル質に良い食べ物を摂る
フッ素を多く含む魚などを食べることで、自然に歯の表面がコーティングされ、傷がつきにくくなります。
歯医者でフッ素を塗ってもらう
歯科医院で人工のフッ素を塗布してもらうことで、エナメル質を強化し、むし歯を予防できます。
エナメル質を守る歯磨き粉を使う
「リナメル」などのトリートメント成分が入った歯磨き粉を使えば、歯の表面をコーティングして、自然な修復をサポートしてくれます。
エナメル質を守って健康な歯を育てよう
赤ちゃんや子どもの乳歯にもエナメル質はありますが、永久歯より柔らかく、むし歯になりやすいのが特徴です。
フッ素ケアは乳歯にも効果的なので、子どもの歯もしっかり守りましょう。
また、まれに生まれつきエナメル質がない「エナメル質形成不全」の方もいます。この場合でも、フッ素コーティングなどで歯を保護することができます。
ちなみに、歯周病の細菌はむし歯菌とは全く別物なので、エナメル質は歯周病菌の影響を直接受けることはありません。ただし、歯や歯茎の健康のために、歯周病の治療も大切です。
エナメル質がなくなっても、見た目にはあまり違いが分かりません。特にホワイトニングをしている場合は、エナメル質の有無を見分けるのはさらに難しくなります。
そのため、歯医者さんでもエナメル質の状態を正確にチェックするのは簡単ではなく、自分で確認するのはもっと難しいでしょう。
しかし、エナメル質が失われると、その内側にある象牙質が露出してしまい、知覚過敏になりやすくなります。
エナメル質は歯を守る大切なバリアの役割を果たしているのです。
エナメル質を守るために、次のことを心がけましょう
- 毎日の歯磨き
- 歯科医院での定期クリーニング
- フッ素コーティングでむし歯予防
エナメル質を守ることで、健康な歯を長く保つことができます。今日からできるケアを始めましょう!
歯の定期メンテナンスなら、梅田・西天満・南森町のスマイリー歯科にお任せください。
記事の監修
著者
吉村 佳博
医療法人わははグループの理事長であり総院長。家族3世代で通える地域に根差した歯医者を目指し、一般診療から審美・美容まで幅広く診療する総合歯科を運営。グループ総スタッフ人数80人、法人全体の年間来院数は約50,000人。 歯科医院大阪歯科大学を卒業し、大学院では博士課程を修了。平成7年6月に「よしむらファミリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院、令和6年7月には「あべのグリーン歯科」、令和6年10月には「すみのえグリーン歯科」を開院。