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放置していたむし歯が原因で歯が折れた場合

むし歯が進行すると、歯が折れてしまうことがあります。小さく欠ける程度のこともあれば、歯の根元まで折れてしまうこともあります。

歯科医院に行くのが怖くて、そのまま放置してしまう方も少なくありません。しかし、折れた歯をそのままにしておくと、お口の健康に悪影響を及ぼしてしまいます。

そこで今回は、むし歯を放置するとどのような問題が起こるのか、また治療方法にはどんな選択肢があるのかを、歯が折れた部分の大きさごとに分けてご紹介します。

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放置するとどうなるか

前歯は、会話や食事のときに相手からよく見える部分です。「人は見た目が9割」というベストセラーがありましたが、前歯がむし歯で欠けると、口もとの見た目が悪くなり、相手に与える印象にも影響を与えてしまいます。

一方、奥歯は食べ物をしっかり噛み砕く役割を持ち、噛みしめることで力を発揮するのに重要な部位です。奥歯がむし歯で欠けてしまうと、しっかり噛めなくなり、食べ物をうまくすりつぶせなくなります。
その結果、くいしばることもできなくなるため力が入りにくくなるという状況になります。

また、歯が欠けたまま放置すると、周りの歯が傾いたり移動したりして噛み合わせが悪くなります。長期間この状態が続くと、あごの関節に負担がかかり、「カクカク」や「ジャリジャリ」といった音がしたり、痛みが出る顎関節症を引き起こすこともあります。

さらに、歯ぐきの近くで歯が欠けると、食べカスがたまりやすくなり、プラーク(歯垢)が付着します。そのまま放置すると細菌が繁殖し、口臭の原因になったり、むし歯が進行して歯ぐきが腫れたりします。
やがて歯を支える骨が溶け、歯周病や膿がたまる原因にもなります。ここまで進行すると、歯を残すことが難しくなってしまいます。

どのような治療になるか

1) 歯冠の一部が少し折れた場合

歯が少し欠けた程度であれば、コンポジットレジンという特殊なプラスチックを使って元の形に修復できます。

レジンには、基本となる色のほかに、歯の白さや透明感を再現するためのさまざまな種類があります。これらを重ねて塗ることで、自然な仕上がりにすることが可能です。

基本的なレジンは保険診療で治療できますが、より見た目の美しさを求める場合は、特別なレジンを使用し、時間をかけて丁寧に仕上げるため、自由診療になることがあります。

また、むし歯が広範囲に及んでいる場合は、歯の表面を薄く削り、「ラミネートベニア」というセラミックの薄い板で覆う方法もあります。この治療法は、自然な見た目に仕上がるのが特徴です。

2) 歯冠の一部が折れたが、神経が出ていない(露髄)していない場合

歯が少し大きく欠けてしまったものの、神経までは達していない場合は、被せ物(クラウン)で歯を補う治療を行います。

前歯の場合、土台を金属にし、表面をレジン(プラスチック)やセラミックで覆う方法があります。

レジンは手頃ですが、色が単調になりやすく、カレーやワインなどの飲み物で着色しやすいという欠点があります。また、土台が金属の場合、天然の歯のような透明感を出すのが難しいため、見た目の美しさには限界があります。

一方、セラミックの被せ物は、天然の歯に近い透明感と色合いを再現できるため、前歯の治療に向いています。

奥歯は噛む力が強くかかるため、金属製の被せ物が一般的ですが、最近では白い歯に近い見た目を求める人が増えています。そのため、人工ダイヤモンドとも呼ばれる「ジルコニア」という丈夫で白い素材が使われることが多くなっています。

3) 歯冠のほとんどが折れた場合

このケースでは、ほぼ間違いなく神経(歯髄)が露出しています。神経が露出すると、むし歯菌などの細菌が内部に入り込み、炎症を起こします。

歯の神経はとてもデリケートで、一度細菌に感染すると回復が難しいため、通常は神経を取り除き、内部をしっかり殺菌してから最終的な薬を詰める「根管治療(こんかんちりょう)」が必要になります。

この治療には複数回の通院が必要になることがあります。特に、歯の根が複雑な形をしている場合は、細い根の先までしっかり治療するのに時間がかかることがあります。

根管治療が完了した後は、被せ物を支える土台(コア)を作ります。金属製の「メタルコア」のほかに、しなやかで衝撃を吸収しやすい「ファイバーコア」も選択できます。
ファイバーコアは歯根への負担が少なく、歯が折れたり、割れるリスクを減らすことができます。

4) 歯根まで折れた場合

歯根まで折れてしまい、メタルコアやファイバーコアを立てるだけの歯が残っていない場合、歯の強度を維持できないため、抜歯を検討する必要があります。

抜歯後の治療方法としては、両隣の歯がしっかりしていれば、それらを支えにする「ブリッジ」が選択できることがあります。しかし、ブリッジが難しい場合は、部分入れ歯(義歯)を検討します。

また、最近では骨の厚みや高さが十分にあり、歯ぐきの状態が健康でしっかりしている場合、インプラント治療も選択肢のひとつになります。

 

どの治療方法が適しているかは、お口の状態やライフスタイルによって異なります。できるだけ負担を減らし、長く健康な歯を保つためにも、まずは専門の歯科医に相談することが大切です。

スマイリー歯科では、お一人おひとりの状況に合わせた最適な治療プランをご提案いたします。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

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記事の監修

吉村 佳博

著者

吉村 佳博

医療法人わははグループの理事長であり総院長。家族3世代で通える地域に根差した歯医者を目指し、一般診療から審美・美容まで幅広く診療する総合歯科を運営。グループ総スタッフ人数80人、法人全体の年間来院数は約50,000人。 歯科医院大阪歯科大学を卒業し、大学院では博士課程を修了。平成7年6月に「よしむらファミリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院、令和6年7月には「あべのグリーン歯科」、令和6年10月には「すみのえグリーン歯科」を開院。

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