こんにちは。「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」の院長を務める吉村 佳博です。
「歯が痛くて眠れない」「歯医者はまだ空いてないから何とか痛みを抑えたい」、このページをご覧いただいている方は、そんな深刻な悩みをお持ちの方だと思います。
今回は眠れないほどの歯痛を静める4つの対処法をお教えいたします。
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歯が痛むときの6つの原因
眠れないほどの歯の痛みの原因は人によって様々です。よく「歯が痛くて眠れない」と当院を訪れる患者様の多くは下記の6つの原因に分類されます。
- 虫歯
- 親知らず
- 治療のほったらかし
- 歯茎
- あご
- 三叉神経痛
虫歯や親知らずは、歯痛で歯科医院に訪れる患者様の典型的な症状です。
また、意外と多いのが「歯の治療をしていたのだけど、忙しくなっていけなくなってしまい、そのまま放置してしまう。」という治療のほったらかしです。これらは歯に直接関わる痛みと言ってもいいでしょう。
一方、歯茎やあごなど、他の箇所の炎症によって歯が痛いと感じるケースや、歯痛は三叉神経痛(さんさしんけいつう)という症状が疑われる場合もあります。
三叉神経痛とは、顔面の神経を司る三叉神経の血管が圧迫されることによって起こる痛みです。
顔が痛むケースが多いようですが、歯に痛みを感じて歯科医院を訪れる方も少なくありません。
歯医者が教える4つの対処法
「歯が痛くて眠れない。けど、夜は歯医者もやっていない。」そんなあなたに、歯医者直伝の4つの対処法をお伝えいたします。
痛み止めを飲む
1つ目の対処法は「痛み止めの薬を飲むこと」です。
最近では自分の体質にあった痛み止めを常備されている方も少なくありません。もちろん、市販のものでも病院で処方されたものでもいいので、歯が痛くて眠れないときは痛み止めを飲みましょう。
痛み止めは効果がでるまでに1時間程度かかりますので、寝る前の1時間前などに、できるだけ早く服用するとぐっすりと眠ることができるでしょう。
ただ、痛み止めでごまかしているということだけは忘れないようにしてください。
そこまで痛みが出ているというのは、かなり神経がやられている状態ですので、安心はできません。
患部を冷やす
2つ目の対処法は、「患部を冷やすこと」です。
捻挫の際に患部を冷やすように、歯が痛いときも、痛みを帯びている患部を冷やしてください。冷やすことで、血流の流れが緩やかになり、痛みが緩和されます。
反対に歯が痛いからといって、身体を動かしたり、歯を暖めたりすることはやめましょう。血流がよくなり、ますます歯の痛みが酷くなります。
歯の冷やし方は氷を巻いたタオルを患部にあてる、冷えピタを貼るなど、さまざまな方法がありますが、しっかり冷やすほど効果が見込めます。
個人的にはよく冷えるアイスノンでの冷却をおすすめいたします。
歯磨きをして、うがいをする
3つ目の対処法は、「歯磨きをしてうがいをすること」です。
これは痛みを直接的に鎮めるというよりも、患部を清潔に保ち、これ以上の炎症を抑えるという効果があります。
いつもよりも歯磨きを丁寧に行い、イソジンなどの消毒液で入念にうがいを行い、口内を清潔に保ちましょう。
これで若干は気持ち的にも楽になると思いますが、結局は痛みをごまかしているだけなので、早急にかかりつけの歯医者に行くことをおすすめです。
痛み止めのつぼを押す
4つ目の対処法は、「痛み止めのつぼを押すこと」です。
痛み止めがない、患部を冷やすものがない、イソジンもないなど、先ほどご紹介した4つの方法を取れない方もいらっしゃるかと思います。
そんな方には、即効性のあるつぼ押しがオススメです。合谷(ごうこく)と呼ばれるつぼで、古くから歯の痛みを鎮めるのに効果的と言われています。
歯が痛くて眠れない時の対処法まとめ
大事な日の前日ほど、歯が痛くて眠れずお悩みかもしれません。
そんなときこそ、上記で紹介した4つの方法をぜひ実践してみてください。ご紹介した方法はいくつもかけあわせて、ご利用いただけます。
例えば、まず、痛み止めを飲んだあとに、歯を冷やし、合谷を押して、痛みが引くのを待ちます。
1時間ほどして、少し痛み止めが効いてきたなと思ったら、歯を磨いてうがいをする。そうやって、いくつもの対処法をご自身の状況にあわせて実践いただければ幸いです。
ですが、なによりも痛みをはやく取り除くのであれば、かかりつけの歯医者にいくことが一番です。
歯がどうしても痛くて耐えきれなくなる前に、南森町スマイリー歯科までお気軽にご相談ください。