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口臭が気になりやすい飲み物や嗜好品と対処法など

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口臭が気になりやすい飲み物や嗜好品と対処法など

こんにちは。「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」の院長を務める吉村 佳博です。

今回は、口臭が気になりやすい飲み物や嗜好品と対処法などについてみていきたいと思います。

ここ数年の間にマスクを装着する時間が増えました。ソーシャルディスタンスなどで、人と接する機会が減っていましたが、徐々に戻りつつもあります。

以前はリモートワークであまり気にすることがなかったものの1つに、口臭があります。口臭は見えないだけに、ひょっとして自分に口臭がするのではないか、と気になる方が多いように思います。

口臭自体は誰でも持っているものではありますが、体調やストレスによって変化します。

1、口臭の原因

口臭は原因によって以下の3種類に分類ができます。

1)生理的な口臭

誰でも持っている口臭です。空腹時や緊張している時など、唾液の分泌量が減っている時にはお口の中の洗浄作用が弱くなります。

お口の中にいる細菌類が、食べかすなどのたんぱく質を分解することによって発生します。特に舌の表面には小さな凹凸がたくさんあり、舌苔と呼ばれる汚れが多く留まりやすいため、口臭がしやすい部分の1つになっています。

ただ、舌苔は健康な人にも見られます。体調が悪化したときや口の中が乾燥しているときに厚く白く見えることがあります。

2)飲食物・嗜好品による口臭

摂取したものが原因で生じる一時的な口臭です。ネギ、ニンニク、動物性脂肪、納豆、キムチ、酒、タバコ、コーヒー、紅茶などによって口臭が生じます。ただし、時間の経過とともにこれらの臭いは消えていきます。

ネギ類やニンニクには、アリシンという成分が口臭の原因となります。

脂質が多い肉類は、体内で分解される時に悪臭を発生させます。脂肪分の少ないトリ肉のササミや牛ヒレ肉など脂質が少ない部位は口臭のリスクが減らせます。

納豆やキムチは発酵食品で健康にとても良い食品ですが、それぞれ菌が発酵する時にアンモニア成分が発生してしまい、それぞれ独特の臭いを出します。そのため、納豆やキムチを食べるとその臭いが口の中に残ってしまい、口臭となります。

酒はアルコールの分解時に発生する物質が口臭の原因となりますし、タバコには紙巻きたばこや加熱タバコいずれであっても、多数の有害物質が含まれますので、それらが口臭の原因となります。

コーヒーや紅茶は、利尿作用がある飲み物です。尿が多く出る作用により、体が脱水ぎみになります。唾液の分泌量も減り、口の中も乾燥ぎみになります。その結果、お口の中の細菌が活発になり、口臭が発生します。

また、砂糖やミルクを入れて飲むと、それらも細菌の栄養源になり、より口臭が悪化します。

3)お口の中の病気が原因による口臭

お口の環境悪化、疾患が原因による口臭のことを指しますが、ほとんどがお口の中の疾患です。この口臭の代表的なものが、歯周病や虫歯による口臭です。

歯周病は、歯と歯肉の間に長く留まった汚れ・歯垢が原因となり、歯肉や歯を支える骨に炎症が起きる病気です。

細菌のかたまりが歯周病を引き起こします。歯周病が進行すると歯と歯肉の間に歯周ポケットというすき間が形成され、より汚れが溜まりやすくなります。細菌が歯垢を栄養源にして出す臭い、歯周ポケットから出される膿がいやな口臭の元になります。

虫歯も原因菌がプラークを利用して歯を溶かしていきます。その時に独特の臭いを出します。

この他にも、お口にできる腫瘍(特に悪性腫瘍)では、壊死した組織による独特の臭いが出ます。
これの病気を治療する事で臭いを大いに減らすことができます。

4)お口の中以外の病気が原因による口臭

お口以外の病気として、肺などの呼吸器系の疾患、胃腸など消化器系の疾患がある場合、口臭が発生することがあります。糖尿病、肝機能障害などの病気でも特有の口臭が発生することがあります。

ただし、この判断は医師などによる検査と診断が必要ですので、素人判断せずに、体調が悪いようでしたらまずは病院で相談してください。

2、口臭のチェック法と対処法について

1)口臭のチェック方法について

口臭のチェックする方法にはいくつかあります。

まず一番簡単なのは、唾液を指に取ってその匂いを嗅ぐことです。

ただ、この方法では生理的な口臭の判断は難しい時があります。食事や嗜好品による口臭はわかることが多いでしょう。

同様に、ビニール袋に息を吐いてその臭いを嗅ぐ方法もあります。この場合、ビニール袋そのものの臭いもあるので、その判断が難しいことがあります。

ネット通販では、口臭チェッカーが販売されています。口臭の原因として最も多い揮発性硫化物を半導体ガスセンサーが測定して評価する機械です。

多くの種類が販売されていますが、選ぶ基準としては、大手・有名なメーカーで、あまり安すぎないことが一つの判断基準になるでしょう。

また、ただ1回の測定で口臭の評価をするのではなく、色々な条件(起床時、安静時、食後、運動後など)それぞれで計測し、口臭が改善した、悪化したという比較するような使い方がいいようです。

2)口臭の対策にはどのようなものがあるのか

まず基本は、お口の内を清潔にすることでしょう。歯をしっかり時間をかけて磨くこと、その時に口臭対策の歯磨き粉を使うとより効果的でしょう。舌ブラシを使って舌の表面の汚れを落とすことも合わせて行ってください。

また、乾燥で生理的口臭が悪化します。コーヒーを飲む際にはこまめな水分補給も意識してください。

アルコールについては口臭がしてもいいタイミングで摂取することも1案でしょう。タバコは減量、できれば健康のために禁煙したいものです。体調不良の時は、医師の診察も必要かもしれません。

  • 記事の監修

吉村 佳博

「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」院長。一般診療から審美・美容まで幅広く歯に関して取り組んでいる。大阪歯科大学を卒業し、大学院では博士課程を修了。JR大阪鉄道病院に就職の後、平成7年6月に「よしむらファミリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院した。

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