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自宅で出来る歯周病予防について

投稿日:2022年2月7日 更新日:

自宅で出来る歯周病予防について

こんにちは。「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」の院長を務める吉村 佳博です。

今回は歯周病予防に役立つ、オーラルケアについてお話させていただきます。

歯周病予防では、歯石(プラーク)を除去することが非常に大切で、つまりは、歯をきれいな状態に保つことが歯周病予防の大切なポイントとなってきます。

とはいえ、歯をきれいな状態に保つ為には、歯の表面はもちろん、歯と歯の隙間や、歯と歯茎のあいだなど、普通に歯磨きするだけでは磨ききれない部分がたくさんあります。

ではどういった風に歯周病を予防すればいいのか、ご紹介させていただきます。

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歯周病予防に効果的な歯の磨き方

みなさまはローリング法という歯の磨き方をご存知でしょうか。

1960年~1970年頃、年齢でいうとおおよそ40代後半~50代の方であれば、歯の磨き方といえば、ローリング法ではなかったでしょうか?

しかし、現在では新しい磨き方がどんどん確立され、特に歯周病予防という観点から考えるとローリング法はオススメできません。

歯周病予防に役立つ、2つの磨き方についてお伝えさせていただきます。

歯周病予防に効果的な正しい磨き方

スクラビング法

クラビング法とは、歯に対して水平に歯ブラシをあて、小刻みに振動させながら、1本づつ磨いていく方法です。

歯の表面の汚れを落とすのに効果的な磨き方です。

ローリング法では磨ききれなかった、歯と歯の隙間に対しても小刻みな振動で歯ブラシの毛先を侵入させていくことを心がけましょう。

バス法

バス法とは、45度の角度をつけて斜めに磨く方法です。

歯磨きの中で磨きにくいとされている歯と歯茎の隙間を磨くことができます。

こちらも小刻みに振動させながら磨き、歯と歯茎の隙間に歯ブラシの毛先を侵入させることを意識してください。

歯の磨き残しを無くす歯間ブラシやフロス

歯の磨き残しを無くす歯間ブラシやフロス

歯周病予防の為に、正しい歯の磨き方で歯と歯の間もきれいに磨けましたか?

上記の磨き方を実践すれば、今までよりは歯をキレイに磨けているでしょう。とはいえ、歯と歯の間というのはそう簡単に磨ききれません。

そこで活躍するのが歯間ブラシやフロスです。どちらも歯ブラシで磨きにくいところを簡単に掃除することができる優れものです。

歯間ブラシは先端にブラシがついているのが特徴ですが、こちらはゴミが溜まりやすいところを掃除する為に用いられます。

フロスでは、歯間ブラシで磨ききれない、歯のコンタクト部分も清掃することができます。歯の周りをぐるっとお掃除できるのは細い糸ならではですね。

自宅でできる歯周病予防まとめ

歯周病予防に役立つ歯の正しい磨き方からサポートアイテムまでお伝えさせていただきましたが、いかがだったでしょうか。

ここでおさらいです。

  1. スクラビング法とバス法の両方を用いて正しい歯磨きを
  2. 歯磨き後には歯間ブラシとフロスで隅々まで清掃(2つとも使うのがベストです)
  3. 最後にマウスウォッシュと組み合わせると完璧です。

以上の方法で、自宅でしっかり歯周病予防をはじめてみては如何でしょうか。

もしこの記事を読んでも不安に思うことがありましたら、歯周病予防や一般診療など、歯に関することならスマイリー歯科にご相談ください。

  • 記事の監修

吉村 佳博

「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」院長。一般診療から審美・美容まで幅広く歯に関して取り組んでいる。大阪歯科大学を卒業し、大学院では博士課程を修了。JR大阪鉄道病院に就職の後、平成7年6月に「よしむらファミリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院した。

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