こんにちは。「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」の院長を務める吉村 佳博です。
「歯が痛い、歯医者に行かなければいけないことは頭ではわかっている。でも…」
「昔の歯医者の怖い記憶が今でもトラウマ」
「あの、歯を削るキーンという音が…どうしても苦手」
いくつになっても、歯医者が怖い方は結構いらっしゃいます。そんな歯医者嫌いを克服する方法を4つお伝えします。
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歯医者がどうしても怖い方へ、歯医者嫌いを克服する方法
1)麻酔で治療の痛みを麻痺させる
まず、1つ目の歯医者嫌いを克服する方法は、麻酔で治療の痛みを軽減することです。
歯医者が嫌いな方の大半は、子どもの頃、歯医者での治療がとても痛かったという思い出がある方。それなら、その痛みを感じないようにすればいいのです。
昔の歯医者も麻酔を使っていましたが、針は太く、麻酔自体がたいへん苦痛を感じるものでした。
しかし、最近の歯医者は麻酔針は大変細くなっており、痛みを感じにくくなっています。
また、どうしても針が苦手な方には、笑気麻酔という方法があります。
笑気麻酔とは針を使わない麻酔で、鼻から麻酔を吸引する方法でかるく、ぼーっとした状態を作り出します。
意識がぼーっとしているときは意識がしっかりとしているときに比べて、痛みも恐怖も感じにくいものです。
しかし、笑気麻酔でも怖いという方には(ごく一部の大学病院でしか実践されていませんが)全身麻酔で意識を無くす方法もあります。
麻酔で眠っている間に治療が終わってしまえば、そもそも恐怖も痛みも感じる必要がありません。
2)相性のいい歯医者を選ぶ
つぎに、2つ目の歯医者嫌いを克服する方法は、相性のいい病院を選ぶことです。
病は気からという言葉がありますが、心持ち次第で随分と痛みの感じ方が変わってくることは事実です。
担当の歯医者が怒りっぽくないか、しっかりと治療について説明してくれるか、優しい口調で話しかけてくれるかなど、信頼関係を築けそうな歯医者を納得いくまで探しましょう。
人間は相性というものも大変重要です。信頼できる歯医者としっかりとコミュニケーションをとることで、治療に対するストレスや歯医者に対する苦手意識もかなり軽減されます。
ぜひ口コミなどの評判を聞く、痛みを伴わない治療でまずはお試ししてみるなど、相性のいい歯医者を選びましょう。
3)歯の治療に他の目的を持つ
3つ目の方法として、歯の治療に他の目的を持つことも有効です。
他の目的とは、例えば女性であればイケメンの歯医者に会いに行く、男性であれば好みの歯科衛生士に歯のクリーニングをしてもらうなど、「歯を治療する」以外でその歯医者に行きたくなるような目的を見つけましょう。
少々不純な目的や動機でもいっこうにかまいません。
一番大切なのは、どんな目的であっても、歯医者嫌いの貴方がしっかりと歯医者に通って、歯の健康を取り戻すことが重要です。
4)五感で怖さを克服する
最後の4つ目の方法は、身体の五感をフルに活用して怖さを克服する方法です。
最近の歯医者では、治療の間にテレビやDVD、音楽を流している歯医者も少なくありません。
歯を削る「キーン」という音がどうしても苦手な人向けに、治療中にヘッドホンの着用ができる歯科医院もあります。ぜひ視覚や聴覚などの五感をフル活用して、歯医者の怖さを和らげましょう。
歯医者嫌いの貴方へ
「こんな歳にもなって、歯医者が怖いなんて恥ずかしい」という方、大丈夫です。貴方だけではありません。
貴方が歯医者を怖いのは、昔の歯医者の治療が痛みを伴う辛いものだったからです。
でも、今の歯医者は昔の歯医者とは違います。技術もかなり進歩して、刺激もだいぶ減りました。
昔の歯科医院は薄暗い印象でしたが、最近の歯科医院はどこもオシャレな雰囲気で、子どもにも優しいイメージです。どうか、怖さを克服する勇気を持って、歯医者に行ってみませんか。