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30代、40代、50代の人が定期的に歯医者に通ってほしい理由

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歯科検診

こんにちは。「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」の院長を務める吉村 佳博です。

1、2020年から口腔環境の二極化が進行しています

2020年初頭からの新型コロナウイルスの流行により、外出が減った方がとても多いと思います。医療機関もその影響を受けており、医科だけでなく歯科の受診を控えるようになりました。

その結果、様々な治療すべき疾患が以前よりも重症化してからやっと受診する、という事例が多くなっています。

その一方で、マスクをつけて外出・仕事をすることが増えてきました。接客や営業をされる方にとっては、新型コロナウイルス以前であれば業務中にマスクは装着できない状況でしたが、新型コロナウイルスの流行により、逆にマスクをしないと仕事ができない、という状況になっています。

その状況をうまく利用し、マスクで隠せる範囲の治療を積極的に受ける方が増えてきました。主に歯列矯正、エステ、美容整形などです。

このように、新型コロナの影響でお口の環境が良くなる人、もしくは悪くなる人、2つに大きく分かれてきています。

2、30歳代から歯周病のかかる方が増える

歯科疾患実態調査によると、30歳代から歯周病(ポケットが4mm以上)の患者が増えてきます。これは歯科医院を受診し、歯科医師や歯科衛生士が歯ぐきの検査として行った結果に基づくものです。

このまず歯科医院を受診するという方は、虫歯で歯が痛い、歯ぐきが腫れているなどお口に何らかのトラブルがある、もしくは定期的にメンテナンスを受けている、という方であることを考えると、歯科医院を全く受診していない人は口腔環境がより悪いであろうと想像できます。

歯周病の原因となるプラークや歯石は、日頃の歯磨きだけでは除去しきれません。特に見えない部分である前歯の裏側、そして歯ブラシの当てにくい歯と歯の間は、どう頑張っても日々の歯磨きできれいにすることができません。

そのため、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士にチェックしてもらい、専用の器具ですみずみまできれいにしてもらう、ということが重要になっているのです。
 

3、40歳代で長い間歯医者に行っていない人は要注意

40歳代になると、以前にも増して忙しくなったり、責任のある仕事を任されたりする方が増える年代です。忙しさのあまり、歯が痛くてもすぐに治療にかかれない、という方も多く見られるのがこの年代です。

一方で、20歳代、30歳代のうちにお口のメンテナンスを定期的に受ける習慣がある方では、それ以降も定期的にメンテナンスを受け続ける方がほとんどです。

定期的なメンテナンスでは、歯石除去などだけでなく、虫歯などの新たな病気が見つかっても早期発見・早期治療ができるため、結果として治療回数も少なく、痛みも少ないため、結果として治療費も安く済む、という非常にメリットの大きい結果となります。

このことの重要性を理解している方は、定期的にメンテナンスに通っています。
40歳代になっても歯科医院に定期的に通院してメンテナンスを受けるという習慣が無い方、特に痛い時だけ歯科医院に行くという方では、お口全体の悪い状況が変わりません。

その場しのぎのとりあえずの治療しかしないため、結果として歯周病の治療まで手がつかず、お口の中の状況がどんどん悪化していきます。このことが、その後のお口の状況を大きく左右します。

特に、歯周病は初期段階においてはほとんど自覚症状もなく進行していきます。ポケットが徐々に深くなったりしますが、そこに食べカスが入り、炎症を起こして歯肉が腫れたり排膿するまではなかなか気づきません。

そうこうしている間に歯を支える歯槽骨に炎症が広がって、歯槽骨を徐々に吸収していきます。歯がぐらつくようになると、治療が大がかりなものになっていきます。

4、50歳代は更年期や老化など体調が劇的に変化する

50歳代になってくると、体の調子そのものが落ちることを感じ始めるでしょう。

ホルモンバランスなども乱れがちになり、高血圧や脂質異常症、骨粗鬆症など、様々な病気が見つかり、治療される方が増えてきます。

体の調子はお口の状況にも影響してきます。骨密度が下がればあごの骨も痩せてきます。

体の抵抗力も下がり、歯周病が進行しやすくなります。治療で使う薬の副作用でお口の乾きなども出てきます。

最近では骨粗鬆症やがんの骨転移の治療として、骨吸収抑制剤というジャンルの薬がよく使われるようになりました。大腿骨が骨折すると高確率で寝たきりになり、生命予後が格段に短くなります。

がんの骨転移に投与ことで、がん細胞による骨破壊が抑制されるため、生命予後が伸ばせます。しかしこれらの薬の副作用で顎骨壊死(MRONJ)というのがわかってきました。

このような状況からお口を良好に維持することは、歯科医師や歯科衛生士の協力が不可欠です。

以上のことから、各年代それぞれ、歯科医院に定期的に通院すべき理由があります。

歯科医院が久しぶりの方も、この機会にぜひ通院してみるべきです。そしてお口の状況を良好に保ちましょう。

  • 記事の監修

吉村 佳博

「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」院長。一般診療から審美・美容まで幅広く歯に関して取り組んでいる。大阪歯科大学を卒業し、大学院では博士課程を修了。JR大阪鉄道病院に就職の後、平成7年6月に「よしむらファミリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院した。

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