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子供の歯医者通いはいつから始める?|定期検診のメリットと併せて紹介

投稿日:2024年1月5日 更新日:

子どもの歯医者通い

「子供の頃から、歯医者に通っておいたほうがいいとは聞いているけれど、いつから行けばいい?」という疑問や、「そもそも歯医者通いは子供にとって、どんなメリットがあるの?」という疑問を持たれている方が、少なからずいらっしゃるようです。

  • いつから子供の歯医者通いを始めるといいのか?
  • なぜ子供の歯医者通いが必要?どんなメリットがあるの?

上記のようなお悩みを持つ方のため、今回は"子供を歯医者に行かせるタイミング"を、定期検診のメリットと併せてお伝えします。

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初めての歯医者には、乳歯が数本生えたら行く

生後半年以降から、子供には乳歯が生えてきます。

その小さな乳歯が数本生えてきたタイミングで1度歯医者に行き、変な生え方をしていないかどうかを診てもらいましょう。

他には、柔らかい歯茎にキズがないかチェックしてもらえたり、赤ちゃんの歯を磨く方法の主流である「ガーゼ磨き」のやり方を指導してもらえたりします。

それ以降も、日々赤ちゃんのお口・歯の様子を見ていて気になることがあったら、早めに歯医者に行きましょう。

子供は遅くとも「3歳」から本格的な歯の定期検診に通うべき

大人が定期的に受ける歯の検診(予防歯科)と同じレベルの定期検診に、子供はいつから通い始めるといいのでしょうか?

その答えは、「遅くとも3歳から通い始めるのが良い」です。

なぜ遅くとも、3歳からは本格的な歯科検診を始めたほうが良いのか、それには以下のような理由があります。

子供のカラダの成長には個人差がありますが、遅くとも3歳ごろまでには、20本の乳歯がほとんど生えそろいます。

そして、3歳にもなるといろんな食べ物が食べられますし、見よう見まねが上手な子どもは自分で歯ブラシを使って歯磨きを始められます。

子どもが3歳まで成長して乳歯がしっかり生えそろい、食習慣も歯磨きの仕方も大人と大差がなくなったということは、大人と同程度の虫歯リスクが発生し始めるということを意味します。

これが遅くとも3歳からは、定期的に歯医者に通うことを始めたほうがいいと考える理由です。

子供が歯医者へ定期検診へ行く頻度は3ヵ月に1度が理想で、これは大人が定期検診へ行く頻度と同じなので、親御さんは「自分が定期検診に行かないといけないタイミングで、子供も一緒に連れて行こう」と覚えておくのがいいと思います。

子供が歯医者の定期検診を受けるべき4つの理由

そもそも、子供が歯医者の定期検診を受けることに、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?

「みんなが行かせているから、自分の子供にも行かせる」という、"何となく"な理由では納得できない人も、次に述べる内容を知っていただければ、「なるほど!」と納得いただけると思います。

まず歯の定期検診を受けることによって、"虫歯の早期発見ができる"、そして"歯のクリーニングができる"という利点があるのは、大人が受ける歯の定期検診と同じなので、言わずもがなの大前提であるとしましょう。

以下で述べるのは、子供"だからこそ"の、定期検診の重要性です。

  1. 指をくわえる等、子供ならではの癖の改善策が早く見つかる
  2. 子供に多い歯肉炎を早期発見できる
  3. 親が正しい仕上げ磨きの方法を覚えられる
  4. 歯医者へ行く苦手意識をなくせる

【1】指をくわえる等、子供ならではの癖の改善策が早く見つかる

例えば、赤ちゃんの頃のおしゃぶり癖がなかなか抜けない子供は、まっすぐ歯が生えずに歯並びが崩れてしまう可能性があります。

上記の例のように、子供の歯の成長に悪影響を与える癖を歯医者で見つけて、早くから改善に動き出せることは、子供が定期検診を受けるべき大きな理由の1つです。

【2】子供に多い歯肉炎を早期発見できる

子供は歯周病の罹患率が低い割に、歯肉炎の罹患率は高い傾向があります。

歯周病や虫歯もそうですが、歯肉炎も専門知識を持たない人が早期発見することは大変困難なので、定期検診でこまめに歯茎の状態を診てもらうことは、とても大切です。

【3】親が正しい仕上げ磨きの方法を覚えられる

子供の仕上げ磨きを自己流で行っている人は、意外にも多いです。

しかし本当は、子供が成長して歯の本数が多くなるほど磨くべき箇所が増え、仕上げ磨きの難易度は上がり、それに伴って歯垢の取り残し=虫歯のリスクが増えるため、自己流の仕上げ磨きを通すことは推奨できません。

親が子供と定期的に歯医者に通えば、親は正しい仕上げ磨きの方法を教えてもらうことができますし、現状子供の歯のどの部分に磨き残しが多いのかも把握できます。

「自分がきちんと子供のオーラルケアをできているかどうか…」という不安は軽くなるでしょう。

【4】歯医者へ行く苦手意識をなくせる

物心ついてから歯医者へ行った経験が無く、いざ歯が痛くなってから歯医者に行かせると、子どもが「歯医者=痛い=怖い=二度と行きたくない!」というように思って、歯医者に対して強い苦手意識を持つ可能性が高いです。

「歯医者に行くくらいなら、痛いのを我慢しちゃおう…」と考えてしまう子も、もしかするといるかもしれません。そうなると、虫歯の発見が大幅に遅れてしまいます。

上記のように、歯医者に対する強烈な苦手意識を子供にいだかせないようにするためには、"痛くない時に歯医者に行くこと"、そして習慣的に"歯医者に行くこと"が何よりも有効なのです。

子供にはできるだけ早いうちから、「歯医者に行くことは普通のこと」と慣れてもらうことが1番です。

(※ちなみに、子供の頃に植え付けられた歯医者に対する苦手意識を、大人になっても引きずっている人がとても多いです。自主的に歯医者に行かなくなり、歯周病や虫歯の発見の遅れに繋がるので、もちろんよくありませんよ!)

子供の乳歯はいずれ抜けるからと油断せず、早めの歯医者通いを始めよう

以上、子供はいつから歯医者に通い始めるべきか、子供が定期検診を受けるべき理由と併せてお伝えしました。

「放っておいても乳歯は抜けて新しい歯は生えてくるし、保育園で歯科検診もあるし…」と油断することは禁物です。

子どもの歯はまだエナメル質が未発達なので、虫歯になってしまった場合の進行が早いです。

「去年は大丈夫だったから!」と油断していると、あっという間に虫歯が進行して、子どもに痛い思いをさせてしまう可能性があります。

子どもに歯医者慣れをしてもらうためにも、ぜひ3歳くらいからを目途に、本格的に歯医者通いを始めましょう。

「子どもをいつから歯医者に通わせる?」と悩んだ時はぜひ1度、大阪・梅田のスマイリー歯科にお越しください。

  • 記事の監修

吉村 佳博

「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」院長。一般診療から審美・美容まで幅広く歯に関して取り組んでいる。大阪歯科大学を卒業し、大学院では博士課程を修了。JR大阪鉄道病院に就職の後、平成7年6月に「よしむらファミリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院した。

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