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ホワイトニングできない差し歯は歯医者のブラッシングで白くしよう

投稿日:2023年4月8日 更新日:

ホワイトニングできない差し歯は歯医者のブラッシングで白くしよう

こんにちは。「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」の院長を務める吉村 佳博です。

毎日の歯のケアやホワイトニングをしっかり行っているはずなのに、差し歯だけが黄ばんだり、変色したりしたことがあるとご相談を受けました。

せっかく歯をホワイトニングして真っ白にしていても、差し歯だけが黄ばんでいたら、ちょっと残念な気分になってしまいそうです。

なぜ、このように十分な歯のケアを行っているにもかかわらず、差し歯だけが黄ばんでしまうかというと、実は、差し歯の黄ばみはホワイトニングではキレイにならないからです。

今回はその黄ばんだ差し歯を白くする方法について書かせていただきます。

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差し歯の黄ばみはホワイトニングしても白くならない

歯のホワイトニングは、神経が生きている歯に有効な手段ですので、神経が通っていない差し歯の黄ばみを取ることはできません。

また、どれだけ丁寧に歯磨きを行っても、差し歯の黄ばみや変色を取ることはできません。

では、どのようにして黄ばんだり、変色した差し歯を白くするのでしょうか?

それは、歯医者でのブラッシングです。

歯科医院で差し歯にブラシをかけることで、歯に付着した黄ばみや汚れを取ることができます。

中には、黄ばみや変色がひどくなり、ブラッシングでも白くできないような差し歯もありますが、そのような差し歯については新しい差し歯へ交換する方法があります。

差し歯の黄ばみや変色の原因は着色汚れ

差し歯の黄ばみや変色の原因は主に以下の3点があげられます。

  • タバコのヤニ
  • 紅茶、コーヒーなどの着色
  • 食べカスの付着

これらは、普通の歯の原因と同じですが、差し歯の場合、差し歯の種類などによって、黄ばみや着色の具合が多少変わってきます。

プラスチックとセラミックなど材質で差し歯の汚れ方が違う

プラスチックの食器とセラミックや陶器の食器では、同じ汚れでも取れやすさが違ったり、そもそも付きやすさが違うということがあるかと思います。

差し歯も大きく分けると以下の2種類の素材に分けることができ、食器と同じように差し歯自体の素材によって汚れやすさなどが違います。

  • プラスチック
  • セラミック

プラスチック製の差し歯や被せものは傷がつきやすく、その傷に食べカスなどがついたり汚れが差し歯の中に入っていって、黄ばみ、変色となるため、なかなか元に戻りません。

また、長い年月、同じプラスチックの差し歯を使用していると、差し歯の表面が粗造になり、さらに汚れが付きやすい状態になりますので、あまりひどい黄ばみや変色の場合は、その差し歯を白くするよりも、差し歯そのものを交換する方法を選択します。

セラミック製の差し歯は、表面が硬くツルツルしているため、歯医者でブラシをかけるだけで、表面についた汚れが取れる場合が多いです。

セラミックの表面が歯のエナメル質に似ているので、汚れがつきにくく、セラミックの差し歯は、普通の歯と同じように磨くことで差し歯の表面についた汚れを落としやすいといったメリットがあります。

ただ、セラミックの差し歯はプラスチックの差し歯に比べて、費用がかかってしまいますので、注意が必要です。

差し歯は歯医者でのホワイトニングやクリーニングのときに磨いて白くする

差し歯の黄ばみは、放置していても他の歯に悪影響を与えることはありません。

また、毎日の食事や歯磨きなどで、差し歯が摩耗してきますが、この差し歯の摩耗も他の歯や歯茎に悪い影響を与えることはありません。

しかし、差し歯の黄ばみや摩耗によって、見た目が悪くなるといったこともありますので、差し歯も普通の歯と同じように白くキレイな方が良いと思います。

ただ、差し歯を白くするためだけに歯医者に行くことはなかなかできない場合もあるかと思いますので、差し歯は、歯のホワイトニングのタイミングで、磨くことも可能です。

しっかりと歯のホワイトニングをしていても、差し歯をそのままにしていると、差し歯だけが黄ばんでしまい、差し歯が目立ってしまうことがありますので、そのような方は、歯科医院での定期的な歯のホワイトニングと一緒に差し歯も白くするようにすると良いかもしれません。

差し歯も通常の歯と同じように、日常生活の中で黄ばんできたり変色してしまうものです。

差し歯が着色しないようにすることは難しいですが、毎日しっかりと歯を磨くことや定期的に歯医者でのクリーニングを行うことで予防にもなります。

歯のホワイトニングと違い、毎日の歯磨きや歯医者でのクリーニングは、普通の歯と同じように有効です。

プラスチックの差し歯などで、黄ばみや着色汚れがひどい差し歯や摩耗している差し歯などは、新しい差し歯を交換することになりますが、その交換の目安は人それぞれですので、見た目に黄ばみや変色、摩耗がなければ、数年単位で使用を続けることもできます。

差し歯が白くキレイでも、差し歯の根元がすいてきたり、歯茎が痩せてきた場合には、差し歯を交換しないといけない場合もありますので、差し歯についても定期的に歯医者のチェックを受けることをオススメします。

  • 記事の監修

吉村 佳博

「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」院長。一般診療から審美・美容まで幅広く歯に関して取り組んでいる。大阪歯科大学を卒業し、大学院では博士課程を修了。JR大阪鉄道病院に就職の後、平成7年6月に「よしむらファミリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院した。

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