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インビザライン中に気をつけたい食事や飲み物について

投稿日:2022年4月29日 更新日:

インビザライン中に気をつけたい食事や飲み物について

こんにちは。「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」の院長を務める吉村 佳博です。

今回は、インビザライン中に気をつけたい食事や飲み物についての記事になります。

1、インビザラインとは

従来の歯列矯正は、歯1本1本にブラケットを装着し、それらを形状記憶ワイヤーで繋いで歯を動かしていました。

古くからある矯正方法ですので、信頼と実績があります。現在でも、多数の歯を動かしたり、移動する距離が大きい場合にはとても有効な歯列矯正方法です。ブラケットによる口内炎ができやすく、笑った時に矯正装置が見えるなど、見栄えの点でもデメリットがあります。

インビザライン(マウスピース型矯正装置)とは、最近テレビやマスコミなどでとても注目されている「マウスピースを用いる歯列矯正方法」の1つです。

特に、インビザラインはマウスピース型矯正装置の分野においては先駆者のような存在であり、世界的に広く使われている方法ですので、豊富な症例とノウハウが蓄積されています。

インビザラインワイヤーおよびブラケットの代わりとしてマウスピースを使う方法です。

矯正前の状態の歯型模型を元にして、目的とする歯並びをパソコン上で設計します。その歯並びになるよう設計された専用のマウピースを2週間おきに交換しながら装着することで、目的の歯並びに持っていくという、新しい歯列矯正治療です。

2、インビザラインと飲み物・食べ物について

先ほども触れましたが、インビザラインは歯列矯正のワイヤーおよびブラケットの代わりとなる矯正装置です。1日のうち20時間程度は装着することが望まれます。

これだけ長時間装着しますので、マウスピースを装着したまま飲み物を摂取する、ということも十分想定されます。インビザラインを装着中の飲み物について、どのような注意が必要でしょうか。

インビザラインを装着したまま飲み物を摂取する時に考えておかないといけないことは、歯とマウスピースのすき間からも水分が入り、マウスピースの内部に長時間留まった状態になることです。この点を注意して考える必要があります。

飲み物を摂取する時、食べ物を摂る時は、マウスピースを外すべきでしょう。

1)基本的に冷たい水、常温の水は問題ありません。

まず、なにも含まれていない冷たい水、常温の水を飲むことについては、基本的に問題ありません。

お水を飲むことはマウスピースなど矯正装置を洗い流すことでもありますので、結果としてお口の中をキレイに保つことにも繋がるからです。

2)色のついた飲み物は着色の原因になります。

色の濃い飲み物としては、お茶やコーヒー、赤ワインなどがその代表です。これらは長い時間、また頻回に歯に付着することで、歯の着色(黄ばみ)・変色の原因になります。

3)甘い飲み物は虫歯の原因になります。

虫歯の原因菌にとって、糖分はその栄養素にして生きています。ため、糖分をたっぷり含んだのみ物、特に甘いスポーツドリンクや乳酸菌飲料は、虫歯の原因菌の大好物です。これら糖分を分解して酸を作り出し、歯をゆっくりと溶かしていきます。

スポーツドリンクや乳酸菌飲料ではpHが3~4程度(pH7が中性)にもなります。一般にpH5.5で歯(エナメル質)が溶け始めるといわれています。

4)酸性の飲み物も虫歯の原因になります。

また、虫歯の原因菌は酸性の状況を好みます。虫歯の原因菌は糖分などを栄養源として酸を作りますが、普段は唾液がこの酸を中和することで、虫歯を作らせないようお口の中を維持していきます。

炭酸水は無糖であっても、飲むことでお口の中がpHが3〜4の状態となり、酸性に傾きます。マウスピースを装着したままの状態で炭酸水を飲むと、歯に酸が長時間留まる状況になります。しかもこの唾液による中和作用が得られにくくなり、虫歯になりやすくなります。

5)熱い飲み物ではマウスピースが変形する可能性があります。

冬場などの寒い季節や、朝晩が冷え込む時、あたたかい飲み物を摂ることも増えるでしょう。その際に60℃以上の飲み物は、マウスピースを変形させる可能性があります。マウスピースは歯やその周囲組織に急激に影響を与えない程度の範囲で、適度な刺激を加えて歯を動かすよう設計されています。

そのため、マウスピースの素材や形は、とても繊細に扱われた装置になっています。飲み物の熱さによってマウスピースが変形すると、目的とする矯正力が歯にかからない、もしくは強くかかってしまい、歯が並ばない、歯の周囲に炎症が起きるといった問題になりかねません。温かい飲み物は少し冷ましてから飲むことをおすすめします。

6)しっかり噛むような食べ物ではマウスピースが壊れます。

 マウスピースはできるだけ薄く作られていますが、違和感が全くないとは言えません。しかし、その装着した状況に慣れてしまうと、装着したまま食事を摂る方がたまにおられます。

せんべいやおかきといった硬い食べ物や、肉や野菜など繊維質のためにしっかりすり潰して飲み込むようなような食事は、マウスピースがすり減ることになり、マウスピースが変形、摩耗、破損することにつながります。

以上より、インビザラインをしている際は、お水を飲む以外ではマウスピースを外して飲む、食べるという配慮が必要と言えます。もし上記にあてはまることがあれば、早速見直してみてください。

  • 記事の監修

吉村 佳博

「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」院長。一般診療から審美・美容まで幅広く歯に関して取り組んでいる。大阪歯科大学を卒業し、大学院では博士課程を修了。JR大阪鉄道病院に就職の後、平成7年6月に「よしむらファミリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院した。

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