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妊娠中はホワイトニングできない?理由は歯医者の妊婦さんへの気遣い

投稿日:2023年9月19日 更新日:

ホワイトニングできない理由を知った妊婦さんの歯

「妊娠中はホワイトニングできないって聞いたけど本当?」

歯のホワイトニングをしたいけど、以下のような理由で悩んでいる人もいらっしゃるのではないでしょうか?

  • 歯の黄ばみが気になるけど妊娠中はホワイトニングはできないと聞いた人
  • ブライダルホワイトニングを考えていたけど妊娠していることが分かった人

実は、妊娠中にホワイトニングを行っても何か悪い影響が出たということはこれまでありませんが、歯医者としておすすめはしていません

悪い影響がないのにホワイトニングができないというのはどういうことか気になる人も多いかと思いますので、今回は妊娠中の人のホワイトニングについて書かせていただきます。

こちらの記事もあわせてお読みください。
ホワイトニングをすぐにできない人と不可能な人について
ホワイトニングによって違う!効果が出るまでの期間と持続する期間

妊娠中のホワイトニングができない理由は歯医者の配慮

歯のホワイトニングは、実際のところ、妊娠中の人でも問題なく行うことができます。

その理由は、ホワイトニング自体が薬を飲むわけでもなく、ホワイトニングに使用する薬剤を誤って飲んでしまっても身体や胎児などへの影響がないためです。

では、なぜ妊娠中のホワイトニングはやってはいけないと言われているのでしょうか?

それは、歯医者が医療従事者の立場としては、問題が起きたら大変なので避けたほうがいいと考えてと言っているためです。

妊娠中は急に体調が悪くなったり、身体の状態が安定していない場合もあります。

その際に、ホワイトニングをしていた場合、ホワイトニングが原因ではないかと考えてしまう可能性もあるため、そうならないように妊娠中はできないと言われています。

過去も含めて、ホワイトニングが原因で妊婦さんや胎児に悪影響があったということはありませんが、それでも余計な心配をかけないために歯医者が配慮しています。

スマイリー歯科でも、もしものことがあったときを考えて妊娠中の人のホワイトニングは行っていません。

妊娠中にどうしてもホワイトニングしたい人にはクリーニングをおすすめ

ブライダルホワイトニングなど一定の期間までに歯を白くしたいと考えている人もいらっしゃると思いますが、目的があっても妊娠中の人にはホワイトニングは行わない歯科医院がほとんどです。

ただ、結婚式など大切な思い出に残るような場面ではきれいな白い歯にしたいという思いもあると思いますので、そのような人には、歯のクリーニングと毎日の歯磨きなど丁寧なケアをおすすめします。

クリーニングであれば、歯の表面の汚れを取るだけで薬なども使いませんので、妊婦さんの身体への影響はありません。

また、歯の表面の汚れを取ることで、着色汚れや歯の黄ばみなどが取れてもともとの歯の色に戻すことができますので、ある程度は白い歯に戻すこともできます。

ただ、どうしてもクリーニング以外でも歯を白くする方法をやりたいという人は、セルフホワイトニングを行うことは可能です。

セルフホワイトニングは、小学生、中学生などの子供でもできますので、妊娠中の人でも問題ありません。

また、ホームホワイトニングは市販のものもありますので妊婦さん自身の判断で行うこともできますが、もし市販のホームホワイトニングをしたいというご相談をいただいた場合にもクリーニングをおすすめしています。

妊娠中は痛み止めの服用はNG

ホワイトニング自体は妊娠中でも問題がなくても、痛み止めの薬の服用はNGです。

そのため、ホワイトニングで歯がしみる人は、自己判断でもホームホワイトニングを行うことは止めたほうがいいです。

もし、ホワイトニングを開始した後に妊娠に気づいたときは、それまでのことは特に気にしくても問題ありませんが、痛み止めの薬は絶対に飲まないように注意して、ホワイトニング自体も途中で止めることをおすすめします。

まとめ

妊娠中はホルモンもバランスが変わるため、歯茎が腫れやすかったり、出血しやすくなったりする場合があります。その他にも、妊娠性の歯肉炎になりやすいなどもあります。

このような妊娠性の歯や歯茎の症状は、毎日の歯磨きを丁寧にして、歯磨き粉を歯周病用のものを使えば問題ありません。

さらに、歯科医院で歯のクリーニングを行えば、歯磨きでは取りきれない汚れなども取れますし、妊娠性の歯肉炎も出産したら治ります。

このように、妊娠中にホワイトニングはできませんが、その他の歯磨きやクリーニングなどは今まで通りおこなっても問題ありません。

ただ、ホワイトニングは行わないようにしている歯医者の方が多いのは間違いありませんので、妊娠中の人でホワイトニングを行いたいと考えられている人は、まず歯医者に相談してみることをおすすめします。

相談した上で、どうしても歯を白くしたいという場合は、クリーニングとセルフホワイトニングだけをして、あとは毎日の丁寧な歯磨きを行うことをおすすめしています。

なお、出産した後は授乳中であってもホワイトニングを行うことができますので、歯を白くしたいけど妊娠していて不安を感じられている人はお近くの歯医者に相談してみはいかがでしょうか。

大阪で妊娠中のホワイトニングについてのご相談はスマイリー歯科へ

  • 記事の監修

吉村 佳博

「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」院長。一般診療から審美・美容まで幅広く歯に関して取り組んでいる。大阪歯科大学を卒業し、大学院では博士課程を修了。JR大阪鉄道病院に就職の後、平成7年6月に「よしむらファミリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院した。

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