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ホワイトニングで白さを感じてくる回数は?

投稿日:2022年4月27日 更新日:

こんにちは。「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」の院長を務める吉村 佳博です。

歯のホワイトニングを希望される方で、一番多く受けるご質問は、どの程度白くなるか、そして何回くらいで白くなるか、というものです。時間と費用をかけてせっかく頑張って歯を白くしたいと思っておられますので、このような疑問は当然お持ちのことだと思います。

今回は、そんなホワイトニングで白さを感じてくる回数は?の疑問についてお答えしていきたいと思います。

1、どの程度の白さを求めていますか?

この「歯の白さの追求」については、古くからとても難しい問題です。本や雑誌の写真の白さと、テレビ画面、液晶プロジェクター、映画館で見る白さはそれぞれ違います。

また同じものを明るい屋外で見た場合と、屋内の照明の下で見た場合でも印象が異なります。歯の場合は、これらの他に唇の色やボリューム、前歯がどの範囲までどの程度見えるか、お肌の色調とのコントラストなど様々な要素も考慮しないといけません。

このように、良しとする白さの判断する基準は「患者さんの思い描いた白さ」にありますので、「これが正解」という統一したものはありません。この事を念頭に置きつつ、ご自身の理想とするゴールについて、歯科医師、歯科衛生士としっかり何度も話し合って進めるようにしてください。

あなたはどのような白さを目指していますか?

2、ホワイトニング方法とそれぞれの違い

ホワイトニングの効果は、方法によって変わってきます。もちろん個人差もあります。1回の施術でホワイトニング効果を感じられる人もいれば、そうではない人もいます。

先ほどの「どの程度の白さを求めますか?」というゴールまでの距離感も影響するでしょう。

1)自宅で行うホームホワイトニング

ホームホワイトニングでは、まず歯科医院で歯型を元にカスタムメイドのマウスピースを作製します。就寝前にそのマウスピースにホワイトニングの薬液を流し込み、装着する方法です。

歯科医院に1~2回程度通院したのち、ホームホワイトニングを自宅で開始します。定期的に歯科医院で歯の色調の確認し、どこまで白くするかを相談して薬剤の追加をするか、治療を継続するかなどを決めていきます。

メリットは自分のペースで施術できることで、また通院回数が少ないため、遠方にお住まいの方や多忙でなかなか通院回数が取れない方でも受けやすい方法です。

ホワイトニング薬剤の強度が比較的マイルドなので、歯の内部へとじっくりと時間をかけて浸透するため、白さが長持ちしやすいことなども挙げられます。デメリットは、数週間かけて少しずつ白くなるため、1回の施述ではしっかりとした白さまでを実感しにくいことです。

希望の白さとなるまでは2日に1回程度(週3回)以上、できれば毎日施術を行うことがお勧めです。そしてホワイトニング後に色調が元に戻るまでの期間は、皆さんそれぞれの歯の色味やホワイトニング薬液によって異なりますが、平均しておよそ6カ月から1年ほどです。

2)歯科医院で受けるオフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは、専用のホワイトニングジェルを目的とする歯の表面に塗り、特殊な光を照射して薬剤を浸透させる方法です。装置の関係で、歯科医院で行う必要があります。

1回あたりの施術はおよそ1時間で、その後も1~2週間おきに施術するのが一般的です。そのため、通院回数は平均して1~4回程度ですが、どのくらい歯を白くさせたいかという希望によってこの回数は異なります。

オフィスホワイトニングのメリットは、ホームホワイトニングと比較して施術後すぐに白さを実感しやすいことです、したがって、結婚式などのイベントの予定があり、すぐに歯を白くしたいと考えている方、効果を早く時間したいような方におすすめです。

効果が早い分、およそ3カ月で元の色調に戻るとも言われています。ホームホワイトニングと比べると白さが長続きしにくいようです。

デメリットは、高い濃度のホワイトニング剤を使用するため、強い刺激を感じる方がおられます。知覚過敏を起こしやすく注意が必要な点や、光の照射する機械の構造の問題で、前歯部しか施術できないことがほとんどです。

3)ホームとオフィスの両方を組みわせたデュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングの即効性と、ホームホワイトニングの持続性というそれぞれのメリットを両方受けたい方には、デュアルホワイトニングという方法もあります。

これはオフィスホワイトニングでご希望の白さまでホワイトニングした後に、ホームホワイトニングで白さを持続しつつ明度をあげる方法です。目標とする白さによって違いますが、通院回数の目安は3~6回程度が目安です。
組み合わせのため、ホワイトニング費用が高くなることが多く、歯科医院への通院回数もやや増えます。

3、まとめ

ホワイトニングの回数については、皆さんそれぞれの目指すゴールと、ホワイトニングの方法によって様々と言えます。

ただ、どの方法であっても繰り返すことで徐々にでも歯は白くなっていきます。皆さんそれぞれの目指したいゴールについては歯科医師、歯科衛生士と何度も話し合って共有しながら進めることがまずは基本と言えるでしょう。

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