歯の色や汚れを気にしてしまって人に会うときに億劫になってしまったり、実際に会ったとしても自然に笑えなかったりと自分の歯がコンプレックスになっている方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
そのようなコンプレックスを解消する手段の一つに、歯を白くすることができるホワイトニングという方法があります。
歯を白くすることができるホワイトニングですが、詰め物や被せ物がある場合には注意しなければならないことがあります。
今回は、詰め物や被せ物がある場合のホワイトニングにおける注意点を説明していきます。
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虫歯がある状況でホワイトニングは行うことができない
ホワイトニング施術までの流れ
ホワイトニングは予約をすればすぐにできると思っている方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、ホワイトニングを行うためには、実際にカウンセリング・歯の検査・クリーニング・ホワイトニング施術というように、施術までにさまざまな手順があります。
それでは、ホワイトニング施術までの流れを1つずつ説明していきます。
カウンセリング
カウンセリングでは、希望する歯の白さやそれに対する予算など、さまざまなことについて確認することができます。
カウンセリングの時点でしっかりと確認を行っていないと、施術後に思っていた白さと違うといったことになりかねませんので、十分に注意しましょう。
歯の検査(色の確認)
カウンセリングを終えた後には、現在の歯の状態を調べるために検査が行われます。
歯の色について確認するのはもちろんですが、どの程度汚れているのか、歯周病や虫歯などの確認も行われます。
クリーニング
口内の歯石や汚れを除去するためにクリーニングが行われます。
この際に虫歯などがある場合には、クリーニングだけでなく虫歯や歯周病の治療が優先されます。
口内環境が荒れた状態でホワイトニングを行ったとしても、虫歯によって歯がかけていたりひびが入っていると、ホワイトニング用の薬剤が神経に浸透してしまい治療中に激しい痛みを起こしてしまう恐れがあるからです。
また、非常に汚れている場合にホワイトニングを行っても効果が半減してしまうため、治療やクリーニングが優先されることが多くなっています。
ホワイトニング
虫歯や歯周病などの治療、口内の汚れを十分に落とした後に施術が行われます。
オフィスホワイトニングであれば、口内を保護するための器具やホワイトニングジェルを使用し、ライトを照射することによって施術していきます。
また、ホームホワイトニングの場合には、クリーニング完了後にマウスピースの作成を行ない、その後の自宅にてホワイトニングジェルを使用して行っていきます。
両者の違いは、オフィスホワイトニングは当日から効果を確認することができ、ホームホワイトニングでは1〜2週間程度の期間がかかることが違いとなります。
ホワイトニング剤によって虫歯治療ができなくなってしまう
ホワイトニング施術までの流れで、虫歯治療を優先する場合があることをお話していました。
その場合であれば虫歯治療と平行してホワイトニングを行えば良いと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、同時に行えない理由があります。
虫歯治療の際には歯を削ることがあり、その場所に詰め物や被せ物を固定する必要がありますが、ホワイトニング剤には固定を阻害してしまう成分が含まれています。
そのため、虫歯治療と同時にホワイトニングを行ってしまうと、しっかりと固定することができず歯と詰め物の間に隙間ができてしまう恐れがあるので、ホワイトニングは治療完了後に行われるようになっています。
詰め物はホワイトニングの効果が出ない
ホワイトニングをするのであれば、せっかくであれば詰め物も含めて白くしたいと思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、ホワイトニングを行っても詰め物や被せ物にはホワイトニングの効果があることがありません。
また、詰め物や被せ物がある場合には、ホワイトニングのカウンセラーで相談しておくと良いでしょう。
詰め物などに関してはホワイトニングを行っても白くなることがないため、施術前と施術後では歯全体の色合いが変わってしまい余計に分かりやすくなってしまうことも。
そのため、施術前に詰め物の色合わせが必要かどうかなども確認しておくと良いでしょう。
まとめ
詰め物や被せ物をした歯のホワイトニングの注意点や、ホワイトニングの施術までの流れを説明しました。
ホワイトニングは長期間の間、歯を白くしてくれるのでコンプレックスを解消することができます。
しかし、ホワイトニングは天然物の歯にしか効果が現れないため、詰め物や被せ物の色が変化することがないということがご理解いただけたのではないでしょうか。
ホワイトニングを行う際には、現在ある詰め物や被せ物との色合いの差がどれだけでるのか確認する。
または、施術後に詰め直すといったことが必要になります。詰め物などがある場合には、施術前にしっかりと確認しておきましょう。
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